京大オケ

チケットが安く手に入ったので京大オケを見に行った。かれこれ5回くらい見に来ているのではないだろうか。学生オケとは思えないレベルに毎回魅了される。
ラフ2のときは最初から最後までずっとわくわくしていたし(夏合宿の初見で振ったから)3楽章のソロも文句なしに素晴らしかった。
アルペンのときはオルガンが入ってきた瞬間のその雰囲気、空気に涙が出た。
そして今回はブラ2。

まず、前中が素敵。特にラヴェル。フランス物の弦の音だった(と思った)。あんな色物の曲を良くここまで…と思った。そしてメインはどうドイツの音にしてくるのかな、と。
そしてメイン。
文句なしに上手かった。透明。あの曲でこれだけ透明であることがどれだけ困難なことか…実際に吹いたことはないが、学指揮をしていたから多少は分かる。

演奏はもちろんだが、自分自身について回想することが多かった。当時2回生だった自分が学指揮をさせてもらって色々勉強できたこと。先輩たちには本当に良くしてもらえたと思う。コンマスの先輩とは今でも皿を借りたりする仲だ。
阪大オケの冬のメイン。悲愴、ブラ2、オルガン。そしてフランク。
別に先輩たちの演奏に対して勝ちたいとか負けたくないとかそんなんじゃない。けれどもメイントップを吹いてきたあの人達の様にかっこよく最後を飾りたい。たとえそれが主観的なものであれ。