カサの柄

カサの柄ってU字型になっていてその辺に掛けたり、持ちやすかったりと何かと便利だけれど、この形であることはなぜだろう、と思った。

そもそも、カサを用いる目的はその辺に掛けることがなのではなくて、雨を避けることなのだからこのような形をしていなくてもいいはずである。日本に古くからある唐傘の持ち手はこのような形はしていない。

日本に古くからある、と書いていてこれは外国から伝わってきたのでは、と思い当った。イギリスである。
イギリスの気候について、wikipediaによると
「東部においては、降水量は一年を通じて平均しており、かつ、一日当たりの降水量が少ない。冬季、特に風速が観測できない日には霧が発生しやすい。この傾向が強く当てはまる都市としてロンドンが挙げられる。」
と書いてある。また、
「またイギリスの雨量は年間を通じてあまり変化がない。
雨といってもすぐにやんでしまう通り雨が多く、晴れと雨が1日中ごちゃまぜになった日も珍しくない。」
と書いてあるサイトもあった。

つまり、一日のいつ雨が降るか分からないため、外出時はカサを差す、差さないにかかわらず持ち歩く必要がある、とすると、必然と持ちやすい形が必要になる。だから、この形になったのでは、と。

しかし、持ち歩きやすい=U字型と決めつけるのは少々安易すぎる気がする。そこで、イギリス紳士と言えば、シルクハット(とか山高帽)・レインコート・そして杖である事から、杖の形状を参考に作ったのでは、と結論付ける(文が長いから)。

ちなみに、そもそも、昔のイギリスでは傘は女性が差すものであったそうで、初めて傘を差した男性は変人扱いされたらしいです。そういう背景もあり、英国紳士は雨が降っても傘を差さず、ステッキ代わりに、ファッションとして持ち歩くようになった、とどこかのサイトに書いてありました(丸投げ)。それに、イギリスの雨は日本の雨と違って霧雨なので帽子とコートで防げるみたいです。


まぁ、カサの柄の形状=杖の形じゃね?なんて、ちょっと考えればすぐに分かりそうなことですが、イギリスのような気候の国、文化がなければ今のような形にはなっていなかったかもしれない、そうも思いませんか?